bd / musicalbox

“群れ”を演奏するシステム。
A performance system with swarming robots.
Collaborated with Yuta Uozumi, Masato Takahashi and Ryoho Kobayashi

生命を模したロボットによる生態：『群れ』の振る舞いに関与しながら、音を奏でていく作品 “bd”。

演奏者の手指の動きと群れの振る舞いとの相互作用を使用して音響を作り出す。
演奏者の手指の動きをトラッキングし、ロボット達の地面にプロジェクションされ、群れの反応を引き起こす事で、サウンドスケープが生成される。

従来、単体で演奏者に操作される「楽器」という概念を、自律かつ群れて影響し合う存在へと再定義することをテーマとした。この作品では、生命のメタファーとして動作する、複数のムシ型のロボットを利用する。彼らは、センサーとアルゴリズムが内臓され、自律的に群れを形成する。群れの中では、彼らは 相互にコミュニケーションし、擬似的な補食や生殖行動を行う。

この群れの「振る舞い」からサウンドを生成する。
DSPエンジニアと、デバイス開発者とのコラボレーションプロジェクト。

“musicalbox”
演奏者の存在を必要とせず、ロボット達の群れの振る舞いとそれによって引き起こされるピアノの演奏のみで、延々と変奏を行うサウンドインスタレーション。
群れの振る舞いを元に、自動演奏機械がピアノを演奏。その演奏と部屋の響きを解析して群れの地面に光としてプロジェクションすることで、群れの動きが引き起こされる。
この群れ→音→光の連鎖が繰り返されることで、ピアノ演奏が延々と変奏されていくサウンドインスタレーション。

A musical framework with interactions among numerous physical autonomous devices. The devices behave as metaphors of life and self-organize sounds and rhythm. Users can manipulate the system by affecting the interactions of the devices. We implemented the system as two different installations.

 
 
 
Yuta Uozumi, Masato Takahashi, Ryoho Kobayashi
“musicalbox”
International Computer Music Conference,
Huset, Copenhagen Denmark,
August 2007

“bd”
New Interfaces for Musical Expression,
Columbia University Computer Music Center , New York U.S.A,
June 2007